１０日経ちました

この１０日間の被災地の状況を見るにつけ、馬鹿の私には言葉が見つかりません。特に避難所で過ごしておられる被災者の方がテレビのインタヴューに答えておられるときにとても冷静で時折笑顔までこぼしておられる様子を見て、なんて強い方々なのだろうと頭が下がります。私がその立場なら、「うるさい!そっとしといて!」とマイクに怒鳴っているかもしれない。マスコミの報道によって、被災地以外の人たちの支援の動きなども活発になるのだから一概にマスコミ報道をいかがなものかと批判する気はないですが、被災地に行く車にはできるだけの薬などを積んでいって欲しいと思うのは、私が報道の現場や仕組みを知らないからでしょうか。きっと機材などもいっぱいで荷物は積めないのでしょうね。

道路が寸断されていて避難所に行き着けないという事態は想定できるのだから、ヘリコプターで学校のグラウンドなどに支援物資を投下することは出来ないのでしょうか。米は無理でも、毛布やオムツなどの生理用品、衣服などは落とすことが出来るのではないのかな、と素人考えで歯がゆく感じてしまいます。

一刻も早く被災地に支援物資が届き、皆様に暖かい食事を召し上がっていただけることを祈るのみです。ボランティアの人たちも全国から被災地に赴き、お手伝いしたいという声が上がっているのに、現地がまだ不安定な状態だからお手伝いに行くことも出来ない状態が早く改善されますように。瓦礫を除いたりの作業に重機器が動けるようにガソリンが供給されますように。そして、原発の惨事がこれ以上広がらず、収束しますように。

区役所の義援金募金箱に少しばかりですが寄付してきました。私に出来るのは寄付するぐらい。ボランティアとして働こうにも役に立ちそうもないし。私より被災地の方々のほうが、ずっとずっと強くてたくましい。頑張ってくださいとは言えない。もうすでに頑張っておられるのだから。

早く寒さが遠のき、春がやってきますように祈ります。