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ラブラブがやがて哀しき別れかな、ハァ~こりゃこりゃ!

「三吉さん、蒸し返さんとってつかぁさい」と情けない声で言う龍馬が面白かったぜよ。女房がいて朝帰りした経験のある男は皆「龍馬、わかるぜよ」と心の中で共感したのじゃなかろうか。お龍に「歌って!」と女王様口調で言われてあたふたと三味線をとりにいく龍馬の姿も面白かったき。天下を動かそうとしとる龍馬でも、女房の前では一人の男じゃということが、面白う見られた。でもビンタはもっと思いっきりやってほしかったにゃぁ。真木洋子さんがちっくと遠慮したのか、身長差があってうまくヒットしにくかったのか、ペチッという感じで迫力は無かったように感じたがじゃ。
お龍はまっことツンデレの女王様気質のおなごじゃのう。龍馬は子供の頃から乙女姉やんにしごかれちょったき、こういう気の強いおなごがタイプなのかのう。寝床で龍馬の話を聞くお龍は「志を成し遂げて、はよううちのところに帰ってきておくれやす」としおらしく女らしいのに、このギャップが良いのであろうか?
夜、二人で枕を並べて話をして抱き合うシーンはまっこと「なんでもないようなことが、幸せだったと思う~♪」という印象を強く感じて、これが二人の最後の別れになったという悲しさが胸に迫ったがじゃ。

眠るお龍の顔を眺め、この先の険しい道のりを思うと眠れんまま思案する龍馬の気持ちも、暗い部屋で、無言の龍馬の描写が演出上うまくはまっておったと思うぜよ。
木戸さんを何とか説得しようと長州へやってきたのに、ミッチー大久保と木戸さんに、一人部屋に取り残された龍馬の姿は、そのまま龍馬の孤立感を現しちょって、大政奉還への道のりの険しさが解りやすう表現されちょったき。
大殿様を説得せねば、薩長と土佐が同盟を結ぶことが出来んがやし、説得するがに失敗したら、大政奉還ら何ちゃあでけんようになり、日本中が戦になってしまうかもしれんと思うと、まっこと土佐へ帰る龍馬の前には険しい道が待っとったがじゃ。

しかしやらねばならぬ、わしがやらいで誰がやる、とばかりに決意を固めた表現が、後藤様の前での龍馬の仁王立ちじゃったのかのう。「ただいま戻いてまいりました」と後藤様の前で仁王立ちで挨拶する龍馬にびっくりしたが、奮い立つ気持ちが溢れる龍馬を表現したと解釈すれば、その勢いに「やるか」と後藤様が認めて下さったくだりも解る気がする。二人、すっかりお友達じゃのう、と少し驚きはしたが・・・身分の違いはあっても、大政奉還を目指す盟友であることには変わりは無いきのう。

次回はいよいよ大殿様との対決じゃ。近藤大殿様が、武市の牢の中での芝居のように持って回った冗長な芝居をせなんだら、絶対面白い回になるぜよ。皆、見て欲しいき。頼むぜよ!
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