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最終回!やってくれたなNHK!!

そりゃ津波警報なら仕方あるまい。一刻一秒を争うき。けんど相乗りの出来レースでほぼ当選がきまっちょった知事選の当選報告をあのタイミングで出す必要があったろうか! NHK報道部の悪意を感じるき!! まあ、今更愚痴っちょっても仕方が無い。気を取り直して・・・

わし的にはオープニングの、あの美しい海辺で武市さんや以蔵、長次郎らがおる所へ龍馬が笑顔で駆け込んでくるシーンにジーンと来たがや。武市さんに「ようやった!後もう少しじゃき」と言われて笑顔の龍馬を見て、龍馬の死期の近いことも暗示されちょったし、しかも皆幸せそうな笑顔じゃから、あの世で皆幸せなんじゃな、と思うて、わし身近な人を亡くして落ち込んじょるから、あんな美しい海辺へ行ってまた会えるならちっくと死にたいと思うてしもうたがぜよ・・・ いかん、いかん、いか~ん、また暗くなった。もう一度気を取り直して・・・しかしあの海はきれいな映像じゃったのう。先日の乙女ねえやんと龍馬のシーンと同じ日に撮影したんじゃろうのう。茨城の海かの?

弥太郎と龍馬の最後の対面シーンも見ごたえがあったき。「日本一の会社を作って日本人を幸せにしや。それはおまんにしかでけん事じゃき。わしにはでけん。」と龍馬に言われたとき、弥太郎の積年の龍馬へのコンプレックスも少し解きほぐされたじゃなかろうか。なんか槙原敬之の「世界にひとつだけの花」が聞こえてきそうな場面じゃったが・・・ そのとおり日本一の会社を作ったがやき。
弥太郎が龍馬に言い放った言葉も含蓄があったぜよ。確かにまぶしすぎる太陽をじっと正面から見つめることは誰っちゃあにでけんちゃ。ほーじゃき、龍馬の言う「皆で新しい日本を作るがじゃ」と言う見解も素直に見てもらうことが出来ず、龍馬自信も誤解されて敵をたくさん作ってしもうたがじゃ。

龍馬が言う「皆で志のある人を選ぶじゃが。考えの違う人も入れんといかん」は民主主義の理想じゃけんど、中岡の言うとおり「人はそうたやすく変われん」が正論じゃ。弥太郎の言うとおり「扉が開いたら戸惑う人も怯える者も出る」し、中岡に「刀の通用せん時代が来る。その時どうする?」と問われ、「判らん!」と答えた近藤勇のように侍達には、これからどうして良いがか判らんでうろたえちょる者がほとんどじゃったろう。
龍馬を暗殺した実行犯は京都見回り組じゃが、背景にはそういう新しい時代についていけん者達の恐れや怒りの念みたいな物が渦まっちょって、それが黒幕の正体という事になるろう。突き詰めれば、時代に早過ぎた、龍馬の理想主義が龍馬を殺したんじゃと思うき。

暗殺シーンは瞬殺でスピード感があり見ごたえもあったと思うき。けんどその後の龍馬と中岡の会話が、ちっくと長すぎたように思うぜよ。もっと息も絶え絶えにコンパクトなつぶやきの方が悲しみの余韻を作れたんじゃなかろうか。最後の「そうじゃのう・・・」の龍馬のつぶやきの前に弥太郎のシーンを入れるのは演出上、どうだったであろうか。なんかカット割りで興を削がれた気がするき。もっともその前の暗殺シーンで、NHKのテロップテロにあい、先に興を削がれちょったがの。

「龍馬伝」の坂本龍馬は今更言うがも変じゃが、福山龍馬じゃったのう。龍馬伝が描き出した坂本龍馬のイメージは福山雅治さんにはまっておったと思うき。人が良くて多少能天気でおなごにもてて、気が弱いところもあるが時にはひどく大胆になれる、決してヒーローではないが行動力と機知に富んだ等身大の人間坂本龍馬を演じるのに福山さんは適任じゃったと思うし、また、頑張ってもおられたと思う。
わしのように福山さんのことを好ましいと思う人間にはこの龍馬伝の龍馬は「有りだな」と思えるが、福山さんに興味が無く、今までの坂本龍馬のイメージを抱いていた人には「無いな」となるのかもしれん。その辺が平均視聴率18.7%という微妙な数字になったように思うき。

最後に二言だけ言わせてもらえば、近江屋の龍馬の部屋で猫鳴きすぎ!! 猫好きのわしにとっては「あぁ、猫泣いちょる、あんなこんまい子猫がおるき。」と気になってドラマに集中でけんかったがや。弥太郎の臨終の姿も、香川さんやりすぎじゃ! 確かに呪いのビデオを見て死んだ人のように見えるき!(笑)
でも1年間皆さん良く頑張ってこられたと思うぜよ。お疲れ様でした。わしのブログタイトルも変えんといかんのう・・・ そう思うと寂しいぜよ・・・年末の総集編後にタイトル変えるか・・・

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